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ピアノ万華鏡

ハンス・カン先生の思い出

今日は、私のウィーンでの恩師でもあるハンス・カン先生と、50年近く親交のあった城先生のお宅にお邪魔させていただきました。
カンの作品を初録音したCD「星子知美ピアノリサイタル2008」のご報告をしたい、と完成からずっと思っていたのです。
昨年のリサイタルでカン先生の作品を取り上げたことで、その頃は面識がなかった城先生がいらして下さり、これも天国から見守って下さっているカン先生からいただいたご縁だと思っています。

城先生からは、逆にカンのCDのお土産までいただいてしまいました。
CD「ポピュラーピアノ名曲集~ハンス・カン」(写真下右)のピアノの美しい独特の音色にくぎ付けになって動けなかったのを思い出しますが、本当に磨かれた音はすごいです!
カンのCD
上)「ハンス・カンの思い出」モーツァルト:6つのウィーンのソナチネ
左下)「ジョン・フィールド:ノクターン全曲」
右下)カッコーワルツ、エリーゼのために、トルコ行進曲、乙女の祈り等

カンの美しい音色について城先生とも語りましたが、お若い頃はやはり練習に練習を重ね、とても努力家でいらっしゃったそうです。「先生は天才で、苦労しなくても弾けて、ひらめきがあるのだ」と勝手に思っていても、そうではないのですね。
たくさんの思い出、最期の日々・・・貴重なお話しを伺えました。

今は、ベートーヴェン、シューベルト等多くの作曲家のお墓もあるウィーンの中央墓地第2門(2.Tor)で眠っていらっしゃいます。


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