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ピアノ万華鏡

講習会最終日

今日は最終日で、午前中レッスンの後、受講生終了演奏会、そして閉講式、パーティという目まぐるしい一日でした。
コンサート終了演奏会では、ウィーン現地での夏期講習会への派遣される奨学生が決まるのですが、今年はヴァイオリン、芸大の森川さんが選ばれました。ブラームスのVN協奏曲1楽章を演奏。彼女も何度も受講しているリピーターで、どんどん成長している姿にうれしく思います。

うれしいことがもうひとつ。
パーティで受講生の方々から、「通訳がわかりやすくてびっくりしました」というお言葉をいただけたこと
自分自身も、初めてドイツ語でレッスンを受けたとき、「こんなにダイレクトに自分の中に入ってくるんだ
「こんなニュアンスなんだ」 、と感動したので、
通訳のつくレッスンでも、そんな風に伝えられたらいいな・・・と思っています。

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レッスン風景

今年の新しいドイツ語ポイント
Jammer(ヤンマー) = ウィーンでよく使われる、ウィーンのニュアンスのある言葉らしいです。
辞書には「嘆き・歎き」「愁嘆」
こういう言葉のニュアンスを感じて演奏すると、音色の引き出しが増える気がします。
だからこそ、その土地の言葉を学ぶことは大切です。

ピアノ

ヴァイオリン:ツェーンコフスキー先生
VN

声楽:ヴィスカ先生
Vocal声を出させるために、いろいろな道具を使って、先生も体いっぱい使われてレッスンされているそうです。(休憩中のご本人からのお言葉)
ハバネラのレッスンでは、床を手で円を描きながら掃除したとか!!「おかげで床がピカピカ!」
~つまり、声が直線的でなく、リズムも動きがあるわけです。迫ってくるかんじ?!

*写真は、文理大学よりいただきました。

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受講生コンサート

この講習会は、毎日レッスン後に「受講生演奏会」があるのも特徴です。
今日は、私が上野学園で見ている中学生のK君が選ばれ、ブラームス:ラプソディを演奏しました。
むらさきホール開演前のステージ。神聖な空気が漂っています。

K君のレッスンでは、まだ中学生ということもあり、指を強化する練習方法など、丁寧に教えていただきました。
手の甲の関節を軸にして、そこから指を1本1本動かすのです。指の独立は、本当に大切です。
通訳しながら、間近で先生のタッチを見れるので、私もとても勉強になります。

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徳島

徳島文理大学正門入ってすぐの、日本庭園
庭園ほっとひといきできます。

そして・・・
毎年楽しみにしている柳鮨のお刺身
お刺身本当にほんとうにおいしい。
みんなで笑顔です

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ウィーン音大夏期講習会開講式~レッスン~教授陣演奏会

今日から始まりました。
開講式開講式・徳島文理大学理事長村崎正人先生のお話

すぐに午前中レッスンがあり、
そして・・・教授陣演奏会です。
今年は、ヴィスカ先生のアイディアで、大人数のステージになりました
大人数になればなるほど合わせるのは大変ですが、その楽しさもあります。

コンサート写真は、後日HPデザイナーさんよりConcertページにUPします!
見てくださいね。
ヴィスカ先生は今年は、ピンクの民族衣装をお召しになっていました。

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ブラームス:ワルツ「愛の歌」

ブラームスは、特に晩年の作品から感じられる、”哀愁” ”諦観”…それが聴く人の心を打ちます。

この作品は、ブラームスの作品ではめずらしく、人生の喜びを素直に表現した、数少ない作品のひとつです。
4人のうたとピアノ連弾という編成もめずらしい作品。

今日のゲネプロでも皆で笑ったこと・・・
第9曲「ドナウの岸辺に立つ家の窓から」のように、エフラー先生は現在ドナウのほとり、ヴァッハウに住んでいるのです。
先生曰く、「少女はいないけど」!!・・・歌詞には「ばらのような少女が外を眺めている」と続きます。
~ドナウのほとり、ヴァッハウからも見えるデュルンシュタインはお勧めです~
Durnstein

北ドイツに生まれたブラームスが、ウィーンの雰囲気に魅せられたことが、この曲からも感じられます。
すべてレントラー(田舎の踊り、ゆったりとした3拍子)で作曲、ワルツのリズムが全曲に流れています。
そして、小鳥の鳴き声、ナイチンゲール、最後には心の揺れが素晴らしくピアノで表現されているのです。
それを演奏できること(それもエフラー先生のとの連弾、音響のとても良いホールで)が、とってもうれしいです。

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徳島へ

今年も徳島へ来ることができました!うれしいです。

19日より”ウィーン音大夏期講習会”が徳島文理大学にて始まります。
早速コンサートのための練習。
むらさきホールの楽屋、
楽屋スタインウェイのピアノ

そして、なんと!!ホールででも練習させていただきました。
むらさきホールベーゼンドルファー・インペリアル

初めの合わせは、本当に緊張します。
今回、ブラームス「愛の歌」は、エフラー先生と連弾なので、いろいろアドバイスをいただけて”はっ”としました。
”伴奏”のバランスばかり気にして縮こまってしまう・・・(ソリストの方は、やはり「小さく!」とお願いしますから)
いつも先生がおっしゃっている「音楽をすること」が大切なのです。

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CDが国立国会図書館に!

なんと・・・私のCD「星子知美ピアノリサイタル2008」が国立国会図書館に。
うれしいびっくりです。

ありがとうございます。
多くの方に聴いていただけたら、何よりの幸せ。そこで何か共感していただければ、なおうれしいです。

国会図書館蔵書検索システム
(1週間後くらいから検索可能だそうです)

最近も感想をいただきました。
「何を訴えようとしているのか感じる」
皆様からいただくメッセージが次への力になります。

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アンサンブルフロイデ公演 通し練習

今日は、8月末の公演に向けて(HPのインフォをご覧ください!)、アナウンスの方も含めて通し練習をしました。
新メンバーでの公演です
ピアニストの藤井亜紀さん、干野宜大さん、安田正昭さん、と私。
いろいろなメンバーの組み合わせ、プログラムも内容濃く、とても充実していると思います!
絶対に楽しめますので、ぜひいらしてください!

他のメンバーの演奏を聴いているだけで楽しく、刺激的なのです。
ピアニスト4人が集まることって意外とないので、めったにないデュオの”素敵なコンサート”なんて自負しています。

私は、ブランデンブルグ協奏曲が難しすぎて、この夏の課題になりそうです。
終曲のベルリオーズ「幻想交響曲」より舞踏会 は、夏に小澤征爾さんが振るそうですし、TVの盲導犬のコマーシャル?に使われているそう。

そして・・・安田さんと、10月には「ラ・ヴァルス」!!(上野学園110周年記念のコンサート)
こちらもとっても楽しみで、わくわくします。

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2台ピアノリハーサル

上野学園大の3年生の前期は、石橋メモリアルホールにて、2台ピアノのコンサートです。
今日からリハーサルが始まりました。
2台P2台ピアノは、コンサートでは向かい合わせですが、合図など合わせやすいように、並べてあります。 アレンスキーを弾いています

初めは2人ばらばらの音楽でしたが、バランスも良くなり、音質もそろってきました。
お客様が入ると、音色・空気感・・・どう変化し、自分達の演奏もどうなるのか?それも楽しみですね。

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ウィーン音大教授陣演奏会のご案内

15回目の今回は一新、こんなチラシになっています!
徳島文理大学が”創立120周年”というお祝いの年、でもあります。
                   (つけたしですが、上野学園は110周年です)
コンサートチラシ

私はうたのヴィスカ先生と、ブラームスを。
そして、ワルツ「愛の歌」では、ソプラノ(加藤かおりさん)、メゾソプラノ(ヴィスカ先生)、テノール(青木茂則さん)、バリトン(前田昭和さん)、ピアノをエフラー先生と連弾なのです。
こんなに大人数での演奏はピアニストにはめったにないことなので、とっても楽しみです

北ドイツで育ったブラームスが、ウィーンの影響を大きく受けたことがうかがえるこの作品。
エフラー先生のワルツのリズムに乗って・・・どんな演奏になるのか、自分がどんな演奏ができるのか、わくわくします。
ウィーンの空気をたくさん吸収したいです。

お近くの方にいらしていただけましたら、うれしいです。

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ブラームス「愛の歌」楽譜~ウィーンより~

連弾ではやはり準備する楽譜も揃えたいので、エフラー先生が使っている版”ブライトコップフ”を探しましたが・・・
都内にはなく、取り寄せは2週間もかかるとか。
コピーでなく、やはり楽譜で練習したいので・・・
ウィーンのDoblinger(ドプリンガー)という楽譜屋さんにお願いして送ってもらいました!
1週間です

Brahms到着ほやほやの楽譜

早速、到着報告+お礼メールをしようっと。
そして午前中、コピー譜で煮詰まっていたので、うれしい気持ちでまた練習に向かいます。

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